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resolutions :

最少限のピクセルで描かれたアニメーションシリーズ

イデアの広場/Square of Idea(2015)

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イデアの広場/Square of Idea

[ 映像インスタレーション / loop / HD×2 / 2015 ]
Music:HILLZ okamoto
Engineering:Yuya Ito

“イデアの広場”は、ICCキッズプログラム2015で展示したresolutinsシリーズの4作品目です.
薄暗い空間で、プロジェクターによる映像が天井から床に向けて投影されてます.
鑑賞者は何も書かれていないさまざまな形の本をスクリーンとして手に持ち
自分で移動しながら空間にある映像を見ていきます.
解像度の低いドット絵で描かれているのは
かつて、さまざまな地域の人々が想像した、地球の形です.
天井には10台のスピーカーが配置され
空間を移動することで音楽や声など、さまざまな音が聞こえてきます.
鑑賞者は点在するいくつもの要素を拾い集め
自分自身の中に世界をつくっていきます.
ここでは、鑑賞者一人一人のなかに生まれた いくつもの想像の世界が
ひとつの空間で共存し、混じり合っていきます.

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画素山水/Pixel Landscape(2014)

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画素山水/Pixel Landscape

[ 映像インスタレーション / loop / HD / 2014 ]
サウンド:okamotonoriaki
記録撮影:鍵岡龍門

“画素山水”は、横須賀美術館で展示したresolutinsシリーズの3作品目で
美術館が所蔵する日本画家、小川芋銭の掛け軸 “春夏秋冬” を元に制作したインスタレーション映像です.

映像は最少限のピクセルで構成されたピクセルアニメーションで、プロジェクターを使って空間的に構成しています.
ここでは遠景、中景、近景と大きく3つの視点で映像空間を構成しています.
まず遠景は、空間全体を見渡すことで、立体的なスクリーンに様々な要素で構成された広大な風景が見えてきます.
次に中景は、個々のスクリーンに描かれた風景要素です.
実際に空間を移動しながら、風に揺れる木々や流れる雲、水中を泳ぐナマズなどのシーンを覗いていきます.
これらのアニメーションは要素を限りなく削ぎ落として、最少限のピクセルで描かれているので、
鑑賞者は自分の頭の中でイメージを補完しながら見ることになります.
映像は低画質で、ほんの数ピクセル動いているだけのアニメーションですが、とても瑞々しい世界を感じることが出来ると思います.
ピクセルアニメーションはCGの古典的な手法ですが、要素を削ることである種のリアリティを喚起しているのだとすると、
水墨画や俳句、枯山水などの日本の古典とも通じているように思われます.
最後は近景で、これは画素そのものです.
ピクセル単位で制作された図像は、極至近距離で見ても絵が荒れて破綻することはありません.
むしろプロジェクター画素のマチエールとも言える全く別の質感や表情がみえてくるはずです.
そこにあるのは微細な光の明滅であり、光の粒である画素という物理的な質感を伴った映像です.

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がそのもり/Pixel Forest(2012)

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がそのもり/Pixel Forest

[ 映像インスタレーション / loop / HD / 2012-14 ]
サウンド:藤本功一
照明エンジニア:福司謙一郎

“がそのもり” は、resolutinsシリーズの2作品目で
世界中の童話や昔話を最少限の画素(ピクセル)で描画したアニメーション作品です.

映像は天井から下方にプロジェクターで投影されてますが
展示室内の床は照明で照らされていて、直接見ることは出来ません.
鑑賞者は何も書かれていない小さな本をスクリーンとして手に持ち
自分で移動し映像を探しながら様々な物語を追っていきます.

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Flipbit(2012)

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Flipbit(フリップビット)

[ 描画webサイト / 2012 ]
プログラム:草地映介

"Flipbit(フリップビット)"は、“がそのもり” から派生したプロジェクトで
「小さなピクセルアニメーション」を作るためのwebサイトです.
ここでは絵の上手い下手に関わらず、絵を動かす楽しさや発見に目を向けるために
少ないピクセルで短時間にアニメーションを制作ができるサイトを目指して開発しました.

美術館や小学校などでアニメーションを制作を通して
身の回りの動きを観察したり、作るとは何か?を考えるワークショップを行っています.

>>> flipbit.org

Low-Vision(2009)

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Low-Vision(ロウビジョン)

[ 映像インスタレーション / loop / 2K / 2009 ]

"Low-Vision"は、resolutinsシリーズの1作品目で
ヘラクレス座やペルセウス座など星座にまつわる神話を
最少限の画素(ピクセル)で描画したアニメーション作品です.

映像は大小複数のハイビジョン・ディスプレイで上映されており
全体を見渡したり、顔を近づけ、虫眼鏡を使って、主体的に観察、鑑賞します.

>>> youtube

kinetics :

実写の動きをトッラッキングし、その数値を運動に変えてCGをアニメーションさせるシリーズ

身体の動かし方/How to move a body(2014)

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身体の動かし方/How to move a body

[ 映像 / 1.5min / HD / 2014 ]
パフォーマー:亀井佑子 / サウンド:藤本功一

NHK教育「テクネ映像の教室」のワイプ技法の回のために制作された映像.
動きに含まれた幾何学的なCGと実写の関係性を
読み解くことで展開するアニメーションシリーズの3作品目.

「ワイプ」というのは2つの映像の繋くトランジションのことです.
また映像制作には「撮影」の後に「編集」という段階があり
「ワイプ」は後者の「編集」で行う作業になります.

撮影された素材は「編集」によって、如何様にも操作されてしまうという意味で
制作者にとって「編集」の階層は「撮影」よりも一つ上の階層だと言えます.
ここでは制作のプロセスから考えると、次元の違う「撮影」と「編集(ワイプ)」を
ひとつの行為として見せるという方法で、映像を作っています.

>>> NHK教育「テクネ映像の教室」

お話の力学/Narrative Kinetics(2008)

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お話の力学/Narrative Kinetics

[ 映像 / 5min / HD / 2008 ]

動きに含まれた幾何学的なCGと実写の関係性を
読み解くことで展開するアニメーションシリーズの2作品目.

文字ではなく数学的な規則を脚本とした実験的映像表現.
人間の手が文字を描くと、線が集まってくる.
人間の手が線を描くと、図形が回転する.
人間の手の運動と図形の運動との間にある
奇妙なアルゴリズムが次第に「解」を導いていく.
規則とルールが織りなす新感覚のストーリー.
(平成20年度文化庁メディア芸術祭HPより)

>>> youtube

ルールする運動(2007)

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ルールする運動

[ 映像 / 10min / ntsc / 2007 ]

動きに含まれた幾何学的なCGと実写の関係性を
読み解くことで展開するアニメーションシリーズの1作品目.

東京芸術大学大学院映像研究科の修士制作のために作られたオムニバスな8本の小作品集.

roms :

住人の声で生活空間をアニメーションさせる、ドキュメンタリーアニメーションのシリーズ

谷中町内怪談(2009)

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谷中町内怪談

[ 映像インスタレーション / 17min / ntsc / 2009 ]

上野谷中町の住人インタビューで構成された建物アニメーション.
RO_Mシリーズの2作品目.

『 町には固有の雰囲気というものがある
つまり「その町らしさ」であるが、それは何処から生まれてくるのだろう<br>
町は人が作るものだが、人は町で育つ
両者は不可分であり一つの大きな生き物のようにさえ感じる
町、歴史、記憶、建物、そして人、、、
谷中にまつわる総勢八軒の家インタビュー!』
(「続•続•続•展」カタログより)

>>> youtube

RO-M(2008)

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RO-M

[ 映像 / ntsc / 2008 ]

RO-Mシリーズの1作品目.
実際に生活している部屋を顔に見立てて
その部屋の住人へのインタビューで構成する
ドキュメンタリーアニメーション.

記憶は部屋に在る.